はじめに
こんにちは、SJCスタッフ・管理者のMikoです。
これまで「インプット」と「アウトプット」が断酒継続に大切だと書いてきました。
今回はそれと同じくらい、いやそれ以上に重要な要素──「コネクション(繋がり)」について、体験を交えてお話しします。
スリップ防止の三要素

断酒を続けるために欠かせないものはこの3つです。
- インプット:他者の体験や専門知識を学ぶこと
- アウトプット:自分の体験や考えを発信・整理すること
- コネクション:仲間やコミュニティとの繋がり
この3つが揃って初めて、安定した断酒が可能になります。
6年目に訪れた危機
私は断酒を始めて6年以上経ちますが、2025年1月に猛烈なスリップ欲求に襲われました。2か月ほど、毎日ノンアルコールビールを大量に飲んで必死にしのいでいました。
振り返ってみると、原因は「孤立」でした。インプットやアウトプットが減り、コミュニティとの繋がりが薄れていたのです。
【断酒】断酒6年目にして最高にスリップ(再飲酒)しそうになった|メンタルヘルサー Miko│禁酒・断酒実現│ハームリダクション推進者
繋がりを取り戻して

そんな時、SJCコミュニティ立ち上げについて、小太郎さん・ますちゃんと定期的に連絡を取り合うようになりました。
- 2週間に1度の電話会議
- Discordでの毎日のチャット
- SJCコミュニティ設計の共同作業
この繋がりが戻ると、不思議なほど飲酒欲求が消え、心が安定しました。
「アディクションの反対はコネクション」

依存症研究では、「依存症は意志の弱さではなく、繋がりの欠如から生まれる」と言われています。
- 孤立した環境では依存に陥りやすい
- 仲間や社会との繋がりがあれば回復しやすい
私自身もこの理論を実感しました。人は一人では生きられず、回復も一人では難しいのです。
コミュニティがくれるもの
繋がりがあることで得られるものは大きいです。
- 心理的安全性(責められず、安心して話せる)
- 相互支援(困った時に助け合える)
- 責任感(役割を持つことで必要とされる実感)
- 継続のモチベーション(仲間がいるから続けられる)
断酒は「孤独な戦い」ではなく、「仲間との歩み」なのだと感じます。
読者へのメッセージ

もしあなたが孤独に断酒を続けているなら、一人で抱え込まないでください。
- コミュニティに参加する
- 困ったら素直に助けを求める
- 自分もサポートする側になってみる
これが回復を支える大きな力になります。
SJCコミュニティは、この「コネクション」を大切にしています。新しい繋がりを求める方を、いつでも歓迎します。
まとめ
- スリップ防止には「インプット・アウトプット・コネクション」の3つが大切
- 孤立は大きなリスク。長期断酒者でも危険に陥る
- 繋がりを持つことで飲酒欲求は大きく減少する
- 「アディクションの反対はコネクション」──これは真実です
あなたもぜひ、繋がりを持ちながら断酒を続けてください。
※本記事は個人の体験談であり、医学的アドバイスではありません。深刻な飲酒問題を抱えている場合は専門医療機関にご相談ください。