なぜ毎日お題形式が断酒に効くのか ~インプットとアウトプットの力~

目次

はじめに

SJCスタッフ・管理者のメンタルヘルサーMikoです。

今回は、現在設計中のSJCコミュニティで導入予定の重要機能についてお話しします。
この機能は、私自身の断酒継続において最も効果的だった仕組みでもあり、多くの方の断酒生活を支える基盤となると確信しています。

毎日お題形式とは

今設計しているSJCコミュニティで取り入れたい機能、それが毎日お題形式です

システムの起源

元はと言えば旧小太郎さんのFacebookコミュニティで取られていた形式で、小太郎さんが毎日お酒・アルコール・依存症に関するお題を出して、小太郎さん、コミュニティ参加者がそれに回答する、というものです。

具体的な仕組み

毎日お題形式の流れ:

  1. お題の投稿:運営側が毎日テーマを設定
  2. 参加者の回答:お題に対して各自が体験や考えを投稿
  3. 相互交流:他の参加者の回答を読み、コメントやリアクション
  4. 継続的な学び:毎日異なる視点からアルコール問題について考察

お題の例とFacebookイメージ

  • 「断酒前と今で一番変わったことは?」
  • 「飲酒欲求が強い時の対処法を教えてください」
  • 「お酒の代わりに始めた新しい習慣は?」
  • 「断酒して良かったと感じる瞬間は?」
  • 「断酒初期に困ったことと解決方法は?」

なぜこの形式が効果的なのか

この形式は今でも断酒継続、モチベーション維持には最高の形式だと思っています。それは毎日のインプットとアウトプットが習慣づけられるからです。

スリップ防止における重要性

小太郎さんの最近の動画でも、私の断酒6年して最高にスリップしそうになったブログでも語っていますが、やはりスリップ(再飲酒)しそうになった時に救ってくれるものは、お酒に関するインプットとアウトプットなんですよね。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」現象

喉元過ぎれば熱さを忘れる。あんなに気をつけていたスリップも、あんなに地獄だった連続飲酒状態、断酒時の離脱症状も、断酒6年経つと思い出すのも少し難しくなるわけです。

毎日の意識維持の重要性

だからこそ、毎日「今日も断酒するぞ」と意気込みすぎる必要はないですが、どこか断酒について薄皮を張った状態で生活することが好ましいと考えています。

「薄皮を張った状態」とは:

  • 断酒について完全に忘れるのではなく、意識の片隅に置いておく
  • 日常的に断酒に関する情報に触れる
  • 自分の状況を定期的に振り返る
  • コミュニティとのつながりを維持する
  • アルコールへの警戒心を適度に保つ

参加形態の多様性

このお題形式の場合、読む専の方でもインプットは毎日できますし、そのお題につぶやくような形で投稿すれば、アウトプットも自然にできます

様々な参加レベル

1. 読む専(ROM:Read Only Member)

  • お題と他の参加者の回答を読む
  • 情報収集と学習が中心
  • プレッシャーなく参加できる

2. 軽い参加

  • 時々簡単なコメントやリアクション
  • 短い体験談や感想の投稿
  • 無理のない範囲での交流

3. 積極的参加

  • 毎日のお題への回答
  • 詳細な体験談や考察の共有
  • 他の参加者への積極的なサポート

SJCでの実装予定

まず前コミュニティで最高だった、お題形式をメインにコミュニティ機能を考えております

この毎日お題形式は、断酒初期の方から長期継続の方まで、全ての段階の方にメリットがあります。

  • 断酒初期の方:他の体験から学び、不安を軽減
  • 断酒中期の方:継続のコツを共有し、仲間意識を醸成
  • 断酒長期の方:自分の経験を活かし、後進をサポート

おわりに

毎日お題形式は、単なるコミュニティ機能ではなく、断酒継続のための生活習慣そのものです。

毎日少しずつでも断酒について考え、仲間と体験を共有することで、一人では難しい断酒継続が、自然で持続可能なものになると確信しています。

SJCコミュニティがスタートした際は、ぜひこの毎日お題形式を活用して、一緒に「酒のない人生」を充実させていきましょう。


※コミュニティは相互支援の場であり、医学的治療の代替ではありません。専門的なケアが必要な場合は医療機関にご相談ください。

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